センニンモとは(Potamogeton maackianus)ヒルムシロ科 ヒルムシロ属
ヤナギモと間違われやすい品種ですが、ヤナギモは少し葉の幅が狭く細い葉になります
ヤナギモが流水域を好むのに対し、センニンモは琵琶湖の止水域でも勢力を拡大させています
逆に琵琶湖ではヤナギモの生息場所は減少しているそうです
清らかな水の流れを好むヤナギモに対して、センニンモはどこでも生えていると言う印象です
そのくせ名前の由来は仙人が住みそうなほど、きれいな池沼や湖に生えているから、仙人藻(センニンモ)と言う事らしいです( ̄ー ̄; イメージトチガウ・・・
ほかの近似種としてはエビモ、 ヒロハノエビモ、 サンネンモ、 ヒロハノセンニンモとありますが
ヒロハノセンニンモはヒロハノエビモとセンニンモがかけ合わさって生まれたウィードらしいので
もうここまでいくと何が何だか分からなくなりますW
ヒロハノセンニンモとヒロハノエビモなどになってくると、もう見分けは殆どつきませんW
まだセンニンモに関しては葉の形状や、形である程度見極めがつくので、今回は掲載しています( ̄▽ ̄;A
そして何より分布が広いので、覚えておくほうが無難です
ある程度どこでも生育が可能で、寒さにも耐性のあるセンニンモは、冬を越えてエリアを拡大している個体も多いそうです
見分けは葉に鋸歯【きょし】(のこぎり状)が全体にある点と
1節毎に茎・葉とついていくので、見た目葉が交互になっているように見えますが
1つ葉が出て、1つ茎が出ている形態になっています
ちなみにヤナギモには確か鋸歯【きょし】が殆ど無かったと思います
センニンモはその茎自体があまり長く伸びずに次の葉が出るので
イラストのように交互に葉が出ているような見た目になります
葉だけを拾ってしまうと、鋸歯の影響で見た目からコウガイモと間違われやすいセンニンモですが、見分けとしては
葉の芯がしっかり出ているものがセンニンモで、芯がない物がコウガイモになります
あまりバス釣りでは好まれない印象のあるセンニンモですが、魚が寄り付かないわけでは無く
どちらかと言うと、釣りにくいと言うイメージのほうが強い印象があります
止水域でも流水域でも育ち、多少の水の汚れでもエリアを拡大している、センニンモなので
今後琵琶湖でバス釣りをする上では避けては通れないウィードになると思います
ただ魚が居付きにくいウィードとしても有名です
理由としては入り込むと言うスペースがあまりなく、居つくと言うよりは回遊し餌を探すと言うウィードになります
ですので、シンカーをつけて中に入れ込んで釣る釣りではなく
センニンモを確認したら、そのセンニンモの上を通すイメージの釣りを心がけるほうが無難です
ただ混生する図太い生命力を持っているので、センニンモだけ生えていると言う考えは捨てたほうが無難です
それしか拾わない時にだけ上を巻くと言う覚え方でいいと思います( ̄▽ ̄;A
とにかく対応の難しいウィードと言う印象です(lll-ω-)
スポンサーリンク