今回の記事は竿先が折れた際の我流修理方法になりますので、本来であれば専門家に修理してもらうのが一番です
あくまでも素人が最低限使えるレベルで修理をするそんな工程になりますので、『それはあかんやろ・・・』と言う部分が多岐にわたりありますが
本当にあくまでも最低限使えるようにする修理方法ですのであくまでもご参考までに(=゚ω゚)ノ
少し長い記事になりますので、2回?に分けて書いていこうと思います
ロッドが折れた!
皆さんはどうしますか?
新品で購入したロッドには免責がついているので、大半は1年間は保証対象で修理費を払うと修繕してくれます
では、1年を過ぎたら?
ゴミ箱行き!!新しいの買うぜ!!
経済を回すため素晴らしい意見ではありますがW
その竿に愛着があり、あまり捨てるのも忍びないし
じゃあ釣具屋で直してもらうか・・・
しかし、ここで少し問題が出ます
穂先が折れて短くなってしまったロッド・・・釣具屋に持って行っても穂先が伸びるわけでなく
修理と言って短くなった穂先にトップガイドを取り付けて修理完了!
っと言う釣具屋も結構多いですW
どうしても穂先が無くなるので、感度も落ちて穂先の曲がらない竿が完成する
まぁ、使えないことも無いですけど、どうせ何だかわからない短いロッドを手にするくらいなら!!
いっそのこと、そのロッドをソリッドティップ化して高感度ロッドにしてしまいましょう
ソリッドティップ化?
っと思われる方は 【ソリッドティップとチューブラーティップの違い】こちらを読んでください(=゚ω゚)ノ
どっちが多いかと言うと、まぁバス釣りではチューブラのが多いかと思いますが
チューブラロッドの折れている穂先の部分をカットして、芯の詰まったソリッドティップを継ぎ足して同じ長さ位の高感度ロッドに変更する感じです
この作業は釣具店でも相談すると引き受けてくれるかと思いますが
ソリッドティップ代金&加工賃でそこそこお金を取られますW
そらトップガイドを取り付けるだけと違って結構な作業になるのでW
なのでここでは、自分で使うからまぁ最低限使用できる範囲で、自分で修理しようという解説ページになります
まず、今回修理するロッドはソリッドティプなので、折れたソリッドティプを引き抜いて交換するだけの作業です
テューブラロッドの場合は付けたい穂先に合わせた穴をあける作業がかなり面倒なので、釣り具店に任せた方が無難です
自分でやってみたい人はデジタルノギスが必須になります
差し込む形に合わせて少しずつカットしていくという、何度も何度もカットして合わせていくので結構大変ですW
ソリッドティップは引き抜いて交換するだけ
それではまず交換できるティップにも色々と長さと径が存在していますので今回は必要になるであろう道具類をメインに説明していきますので必要のない方は飛ばしてくださいW
まず絶対に必要になるティップから(=゚ω゚)ノ
◆カーボンソリッドティップ
使用するロッドの強さとテーパーに合わせて、使うソリッドを選ぶことになりますが、品番の最後にULとかの記載がありますので、必要な長さの物を選ぶだけで問題ないと思います
Justace ST-250UL
全長:280mm/テーパー部分:250mm/先径:0.8mm/元径:1.9mm/接続部分径:1.6mm/接続部長さ:30mm
Justace ST-250L
全長:280mm/テーパー部分:250mm/先径:0.9mm/元径:2.1mm/接続部分径:1.8mm/接続部長さ:30mm
Justace ST-250ML
全長:280mm/テーパー部分:250mm/先径:1.0mm/元径:2.3mm/接続部分径:2.0mm/接続部長さ:30mm
Justace ST-250M
全長:280mm/テーパー部分:250mm/先径:1.1mm/元径:2.5mm/接続部分径:2.2mm/接続部長さ:30mm
Justace ST-250MH
全長:280mm/テーパー部分:250mm/先径:1.2mm/元径:2.7mm/接続部分径:2.4mm/接続部長さ:30mm
Justace ST-350XULF
全長:380mm/テーパー部分:350mm/先径:0.7mm/元径:2.0mm/接続部分径:1.7mm/接続部長さ:30mm
Justace ST-350MH
全長:430mm/テーパー部分:350mm/先径:1.3mm/元径:2.8mm/接続部分径:2.5mm/接続部長さ:30mm
Justace ST-350H
全長:380mm/テーパー部分:350mm/先径:1.5mm/元径:2.9mm/接続部分径:2.5mm/接続部長さ:30mm
Justace ST-400H
全長:430mm/テーパー部分:400mm/先径:1.5mm/元径:2.9mm/接続部分径:2.5mm/接続部長さ:30mm
Justace ST-SFT631UL
全長:380mm/テーパー部分:350mm/先径:0.9mm/元径:2.0mm/接続部分径:1.7mm/接続部長さ:30mm
Justace ST-SFT631L
全長:380mm/テーパー部分:350mm/先径:1.0mm/元径:2.2mm/接続部分径:1.9mm/接続部長さ:30mm
Justace ST-SFT631ML
全長:380mm/テーパー部分:350mm/先径:1.1mm/元径:2.4mm/接続部分径:2.1mm/接続部長さ:30mm
Justace ST-SFT631M
全長:380mm/テーパー部分:350mm/先径:1.2mm/元径:2.6mm/接続部分径:2.3mm/接続部長さ:30mm
Justace ST-SPT66F
全長:430mm/テーパー部分:400mm/先径:1.0mm/元径:2.5mm/接続部分径:2.1mm/接続部長さ:30mm
◆チタンティップ
最近流行りつつあるさらに高感度のチタンティップにも換装可能です
チタンティップ(Ti-Ni合金製) 超弾性テーパー線材 φ1.0-0.7×120
全長:120mm/直線:60mm/テーパー:60mm/先径:0.7mm/元径:1.0mm
チタンティップ(Ti-Ni合金製) 超弾性テーパー線材 φ1.0-0.7×200
全長:200mm/直線:60mm/テーパー:140mm/先径:0.7mm/元径:1.0mm
チタンティップ(Ti-Ni合金製) 超弾性テーパー線材 φ1.2-0.7×210
全長:210mm/直線:70mm/テーパー:140mm/先径:0.7mm/元径:1.2mm
チタンティップ(Ti-Ni合金製) 超弾性テーパー線材 φ1.5-0.7×250
全長:250mm/直線:90mm/テーパー:160mm/先径:0.7mm/元径:1.5mm
チタンティップ(Ti-Ni合金製) 超弾性テーパー線材 φ1.5-0.7×300
全長:300mm/直線:100mm/テーパー:200mm/先径:0.7mm/元径:1.5mm
チタンティップ(Ti-Ni合金製) 超弾性テーパー線材 φ1.5-0.8×500
全長:500mm/直線:200mm/テーパー:300mm/先径:0.8mm/元径:1.5mm
形状記憶合金 チタン カラーテーパー線材 1.3-0.8×210
全長:210mm/先径:0.8mm/元径:1.3mm
形状記憶合金 チタン カラーテーパー線材 1.6-0.8×250
全長:250mm/先径:0.8mm/元径:1.6mm
形状記憶合金 チタン カラーテーパー線材 1.6-0.8×300
全長:300mm/先径:0.8mm/元径:1.6mm
次に穂先の径に合わせたトップガイドが必要になります
トップガイド以外は基本的に今ついているものを外して流用したほうが、安く修繕できますので傷んでいなければそれを使用するようにしましょう
今回はULロッドの修理なのでガイドリングのサイズは基本4ばかりですが、ガイドサイズを大きくする場合はそのサイズを探してください
◆トップガイド
Fuji KGトップガイド T-KGTT4F トルザイトリングF型 パイプサイズ0.7-2.2mm 軽量トップガイド
SICよりも軽量でラインに優しい最高ランクのガイドですが、これを使うなら釣具店でしっかりとつけてもらうほうが良いですW
Fuji KGトップガイド T-KGST4 SiCリング パイプサイズ0.7-2.2mm 軽量トップガイド
一般的に交換するならこのあたりがベストな安心のKgトップガイド、わからなかった場合はこちらを選んでおけばいいとおもいます
Fuji LGトップガイド PLGST4 ポリッシュステンレスフレーム+SiCリングJ型 パイプサイズ0.8-2.0 傾斜ブリッジ付き軽量トップガイド
安価なSICのLGトップガイドですが0.7からはありません
Fuji Fトップガイド CCFOT4.5 パイプサイズ0.8-1.2mm
安価なOリングのトップガイドで、4.5からになりますが、PEも使わないなら元が安い竿ならこれでもありです
ソリッドティップとトップガイドが揃ったらあとは、次はガイド交換に必要な道具となります
必須アイテム
◆ OLFA カッター挽き廻し鋸(チューブラロッドの方)
チューブラを切断する際にお勧めなカッターサイズののこぎりで、細かく切る際には使い勝手がいいです
◆ 耐水ペーパーミニセット 400 #1000 #1500 (チューブラロッドの方)
カットした面を水で濡らしながら欠けないように番手を大きくしながら切り口を整える際に必須です
オイルライターは煤がつき、ターボライターは火力が強すぎるので、普通のガスライターがお勧めです
ロッドをつなぐ際と、ガイドに塗布するので必須ですが、日頃使う用事が出ない方は15gで十分です
スレッドはこういった専門の物でもよいですし、ポリエステル系の毛羽立ちの少ない#90あたりの市販の糸を使用しても問題ありません
ガイドの固まった樹脂を取り除く際に使用しますが、黒羽は細かい作業向きなのでお勧めです
100円ショップの筆でもいいですが、1本しか使わないのでこちらなら会員なら100円以下で買えます
あったほうがいいアイテム
サイズを測る際にきっちりと測れるデジタルノギスは私的には必須アイテムですが、少しずつカットして確認する人ならいらないと思いますW
エポキシボンドを混ぜ合わせる際に私が良く使用しているのは乳鉢です。厚紙の上でも混ぜ合わせたりできますが、無駄が多くなるのと、ふき取ってリムーバーで拭くと綺麗になるので愛用しています
使い終わった筆と乳鉢の洗浄に使用していますが、100円ショップの除光液でもアセトン配合のものがありますのでそちらでもOKです
ガイドを取り付ける際に巻きやすくするために仮止めできるホットグルーですが、100円ショップなどで売られているグルースティックでも一応使えます
それでは今回はガイドを外していくところから解説していきます(=゚ω゚)ノ
まず一番最初にする作業は、トップガイドを外すところからになります
トップガイドのみ外して径を測るため外しますが、今はそれ以外のガイドは外さないようにしてください
樹脂をカッターで削り、スレッドを外して、ライターで軽くあぶると簡単に抜けます
この時あぶる位置がちょいとポイントで
すすがつきやすいのであぶる際は青い火の部分であぶるようにしてください
一つ賢くなりましたね(=゚ω゚)ノ
さて、あぶって引き抜いた折れたソリッドティップはまだガイドをまだ外さずに置いておきます
トップガイドがはまっていたソリッドの径をデジタルノギスで測っておくと、次に買うソリッドティップに使用できるかどうかがわかります
買うソリッドティップと合わなかった際は、トップガイドは購入する必要があります
次の段階は、残りをガイドを外すのではなく、トップガイドの注文と、必要になるソリッドティップの注文をしてそれが届いてからになります
ソリッドティップが届いたら、新しくつけるソリッドティップに並べてガイドの位置を同じ位置に設定します
先にガイドを全部外してしまうと、どこにつけるのかわからなくなってしまうので、印をつけてから外すようにしてください
交換するソリッドティップ、トップガイドが揃えば次は、ガイドを取り付けていく工程になります(=゚ω゚)ノ
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