今回の記事は前回に引き続き、ベイトリールでPEラインを使おうとお考えの方への記事
その連載記事の2回目ですヽ|・ω・|ゞ
前回はベイトリールのセッティングについて書きましたが
今回はベイトリールでPEラインを使う事においての、利点と欠点を思いついた範囲で書いていこうと思います
まずは利点からいくつか考えてみましょうφ(゜▽゜*)
◆ PEラインを使用している時は、バイブレーションやスピナーベイト、各種ソフトベイトのリフトアンドフォールを多用する際、とても綺麗にリフトできる
これはまぁ、当然ですが浮力のあるPEラインを使用する際は、ナイロンやフロロなど水に沈み込んでいくラインよりも高いリフトが可能になります
◆ 高感度なPEラインは感度があがるので、ルアーを泳がせた際、振動やボトムにあたった感覚やその状況がよくわかるようになる
ボトムが砂っぽいとか、岩がある・・・泥・・・砂利っぽい・・・等慣れてくると多少わかりやすくなり、遠投した際の遠くの情報であってもしっかりとわかるようになる
◆ アクション時においては、トゥイッチやジャーク等を入れた際のルアーのキレが特に向上する
遠投時等、ナイロンラインでは伸びて伝わりにくい状況でも、伸びないPEラインはアクションも減衰しないので綺麗に伝わるようになります
◆ ラインが沈み込まないのでブレイクやストラクチャーのないエリアでは根擦れによるラインへのダメージが少ない
ボトムにすりながら巻いているラインとは違うためにダメージは少なくなります
◆ 伸縮性が無く、力がダイレクトに伝わりやすいので多少のウィードであれば切りやすい
他のラインと違って、圧倒的に強く細く、そして編み込んだラインは、表面がツルツルのナイロンやフロロとは違い、ノコギリ状になっているためウィードを切りやすいと言う特徴もあります
と言った具合に幾つかあげるとなかなかに魅力的ではありますが・・・
もちろん欠点も多々存在します( ̄ー ̄;
その欠点と合わせてのポンコツなりの対応を書いていきます
【問題点】 竿先にガイドが絡みやすい
【原因】 通常のラインと違ってこしが無いので、たるませたりするとすぐに絡んできます
【対応策】 絡んだままキャストすると、ガイドが飛んだり、バックラッシュになったりと酷い状態になりますので
クラッチを切ってキャストする際に指をゆるめて、ライン絡みが出ていないか確認する癖をつけるようにします
【問題点】 巻きなどではどうしてもラインに引っ張られて潜行深度が浅くなりがち
【原因】 水に浮くPEラインの浮力にどうしてもひかれてしまうい、特にフロロの際とはその差が明確になりやすく、今まで軽くノックしていたボトムが、ノックしなくなると言う感じで・・・微々たるものではありますが、影響は出ます
【対応策】 潜行深度が浅くなる問題は、その感覚を使って慣れていくしかないと言う結論になります( ̄ー ̄;
スピナベやチャターなど沈み込んでいくタイプの場合は、リーリングのスピードを調整して感覚をつかむと言う形になります
【問題点】 とにかく風に弱い・・・横風などではまともにキャストできない
【原因】 ラインウエイト自体が軽いので、キャスト時でも流されやすくはなりますが、問題は水面に浮かんでいる状態が持続するのでどんどん風下に引っ張られて、ラインがたるみます
【対応策】 風に弱い部分に関しては対応できる範囲であれば、キャストの際の角度や、ロッドワーク、サミングにて対応して
対応できない風の場合は移動するか投げる角度を変える、またはウエイトを足すと言った感じになります
【問題点】 水面にラインが浮いているので風があるとノーシンカーでは制止できない
【原因】 水面にラインが浮いているので、ノーシンカー時は風でラインが流されると、ボトムでのステイは無理な状況になります
【対応策】 角度を変えられないのであれば、ノーシンカーをあきらめてウエイトを足すか、テキサスなどの仕掛けにチェンジする
【問題点】 ノーシンカー時はフォール速度が若干落ちる?
【原因】 これに関してはまぁ、凄く微々たる違いになるかもですが、沈み込む際に浮き上がるラインに引っ張られるので僅かに速度に影響がでるようです
【対応策】 フォールの速度が若干落ちる?と言う部分に関しても、ラインを見て着底までの流れを見ておくとすぐに対応できます
【問題点】 軽いワームだとフォール姿勢に影響がでる場合がある?
【原因】 浮力の高いPEを使用している際は、フォール時にラインにひかれる感があり少し姿勢に影響も出るようです
【対応策】 フォール姿勢の問題はまぁ軽微なものなのでそこまでの影響はないと思われますW
【問題点】 ヒットした際に傍にストラクチャーやブレイクなどがあり擦れた場合簡単に切れる
【原因】 これに関しては擦れに弱いラインなので仕方なしです((((;゚Д゚))))
【対応策】 ヒットした際にブレイクやストラクチャーに回り込まれてのラインブレイクは、ストラクチャーの多いところでは、少し竿で聞いて危ないエリアなら竿でいなしてから合せると少しまし?と言う感じですW
【問題点】 慣れないうちは合わせ切れが頻発する
【原因】 まったくと言っていいほど伸縮性がないため、衝撃を殺しきれずに切れやすいです。今まで使っていたフロロやナイロン時のように合わせると20Lbリーダーでも簡単に切れます
【対応策】 慣れないうちのあわせ切れに関しては、あわせはナイロンやフロロのときよりもあわせ軽めにするようにしています
フッキングの際にガッツリあわせるとラインブレイクし易いので注意が必要です
でもしっかりあわせないとフッキングでバラしやすいと言う方も多いと思います
そう言った方はいつもよりもドラグは緩めに設定して指で調整ください
【問題点】 スプールにラインが食い込んで、その影響でバックラッシュする
【原因】 スタックした際や魚を釣り上げた際等、テンションがかかり過ぎた状態の際におこります
【対応策】 スタックした後や、魚を釣り上げたあとは、一度軽くキャストして食い込みを無くす作業を忘れずに行います
とまぁ利点も多々あれど、欠点も本当に多いですW
それでも使い方によってはかなりの武器になるので、気になる方はやってみてください
次回の記事ではPEラインにすることでのリールへの影響を書いていこうと思います(*-∀-)ノ゙
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