ヒシモとは(Trapa japonica)ミソハギ科ヒシ属
春先に小さな葉が水面に伸び出し、見た目浮草のようであまりウィードがきつくないように見えますが、かなりしっかりとした茎があります
私の通うエリアでは、一番最初に水面に出てくるウィードと言う印象があります
春先に少し出始めの頃は、その周りにも沢山出ていることが多く、ベイトもたまりやすい印象があり
ガッツリ生えるまでは見た目にもわかりやすく、初心者にもいいポイントになります
名前の由来はひし形の葉をつけるからなのか、ひし形の実をつけるからなのか、どちらが由来か正確にはわからないそうです
初心者の方は形は大葉で、大葉よりも少し小さく厚みのある葉っぱと覚えてくださいWW
葉と茎の間にふくらみがあり、内部がスポンジ状の浮き袋で葉全体を持ち上げ浮かせます
流れのよどんでいる場所に、前の年に沈殿した実から根をだし、次の年にまた葉を出します
その為あまり流れのあたる所では、実が流されてしまうので生育していません
ボトムはどの状態でも基本的には生えます
ただ根がボトムにつき、尚且つ葉が水面に出ないと成長できない為、水深のあるエリアでは生育できません
ヒシモエリアは流れの停滞しやすいシャロー(浅場)場と覚えておきましょう
夏になると葉が生い茂り水面は葉でマット状になります
見た目浮草のように見えますが、その葉の下にはかなり太いしっかりとした茎がボトムまでしっかりと生えています
基本的にはライトタックルでは、ヒシモを巻き込むとまずあげる事が出来ません
フロッグで表面を攻めるか、重めのシンカーで打ち抜いてボトムを攻めるかになりますが、かなり強引に引きずり寄せれるタックルが必要になります
ある程度葉が出そろうと、白い花を中心につけて浮かんでいます
そして、イラストの黒の尖った実ですが、琵琶湖で釣りをしている人なら1度位は見たことがあると思います
岸に打ち上げられていたり、浮いていたりと・・・何だこれ?っと思った事がある人もいると思いますW
9月中旬~10月末頃までの秋にこの黒い実をつける姿が見られます
このヒシの実は見た目悪いですが食用にもなり、外の殻をめくると中には白い実が入っています
レンコンのような食感と言う事ですが・・・
私自身食べたことが無いので人の感想ですが、まぁそんなにうまいものでもない・・・との事でした( ̄ー ̄;
葉の下は枝分かれしたヒシモの茎がかなりがっちりと入り乱れているので、他のウィードと違い、風であっさり切れると言う事もあまりなく
風で濁りが出始める時等は、ヒシモの周辺はまだ綺麗な状態と言う事もたまにあります
濁りや急激な水温変動時の狙い目の一つとして、場所は覚えておくほうがいいと思います
ただし抜きあげられるタックルは必要になりますが・・・( ̄ー ̄;ホントニネガフトイ・・・
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