さて3話目・・・
ここまで読んでくれた暇な・・・・いや失敬、稀有な人が一番気になってるであろう
で、結局いくらかかるの? ってやつを(=゚ω゚)ノ
光造形は確かに綺麗
でも、プリンター買って終わりじゃなくて
「家庭で安全に回すには、周辺環境も大事」 という現実があるんですよね・・・(;'∀')
という事で今回は、私が実際に用意した物と、運用の流れをまとめておきます
かなりどんぶり勘定ですw
■ まずプリンター本体の価格
今回買った光造形プリンターは 41,599円(この価格かなり変動します)

いや、数年前のイメージだと「光造形=高級機材」だったのに
今この価格で、この精度・・・時代が怖い:( ;´꒳`;):
しかも最近の機種はAI搭載だったり、カメラでプリント状況が見れたりします
私も最初は「そんなの要る?」って思ってたけど
長時間プリント中にPCやスマホでチラ見できる安心感
はデカい・・・
Androidでも普通に見れる(条件はWi-Fiとアプリ)ので、部屋移動してても確認できるのは便利でした
■ レジンの価格と種類
ルアー用途で一番重要なのはレジン
今回は ELEGOO 水洗いABSライク を選びました
価格は 1kg 3,799円(購入時の価格)
なぜ水洗いかというと・・・
IPA(アルコール)洗浄タイプだと、洗浄液の管理が一気に面倒になって
廃液問題が「家庭でやる趣味」のラインを超えてくる
んですよね(;'∀')
水洗いと言っても「何でも水でジャバジャバ」はダメです
瓶や容器の中の水で筆洗いする感じで、洗浄水は捨てずにあとで硬化させて水とプラに分離させてから捨てます
でも、IPAと比べると精神的ハードルが全然違う・・・これは大きかったです
■ あると便利な副資材(地味に大事)
プリンター本体だけあっても運用できませんw
最低限必要になったのが
・手袋
・耐熱ガラス容器(洗浄用)
・密封できる瓶(洗浄水の保管)
・ヘラ/スクレーパー(これはついてくる)
・捨てられるアルミの受け皿?(作業場所に)
・おしっこシート(給水してくれるので地味に便利)
このへんまとめて だいたい3,000円くらい?
無いと苦労する(=゚ω゚)ノ
■ エンクロージャー(排気ボックス)の費用
光造形であると安心なのがコレ
排気できる密閉ボックス(エンクロージャー)
私は市販品ではなく自作にしました
理由は単純で、欲しいサイズと排気経路にしたかったから
・ボックスに使ったプラダン:
3,000円位だったような・・・
・その他素材(テープ、固定材など):
1,000円?
さらに棚も必要だったので
・スチール棚: 7,980円
結果、ボックス周りだけで
かなり適当に作ったので安く済んでる?(;'∀')
でもうちの場合はここをしっかりとやっておかないと嫁様から禁止食らいそうなのでw
安全に回すための投資だと思ってロッドとリールを諦めて割り切りました
■ 初期費用の合計(適当)
今回の導入費をまとめるとこんな感じ
・光造形プリンター:41,599円
・スチール棚:7,980円
・水洗いABSライクレジン(1kg):3,799円
・ボックス用プラダン:3,000円
・ボックス用その他素材:1,000円
・手袋・耐熱ガラス容器など:3,000円
合計: 約63,000円前後?
「安全に回す環境構築」込みだとこうなる って感じです

部屋の隅のデッドスペースに作業しやすい高さの棚を設置して、プラダンを切ってテープで止めただけの簡単構造(半日で制作w)

壁にぴったりとつけているのがこの換気扇のすぐ下に直結したかったから
常に換気させているので、一切作業の匂いは部屋に行きません(=゚ω゚)ノ
あと地味に便利なのがこの乾燥スペース!風が抜けるので乾燥場所に最適

そして今回必ず作ろうと思っていたのがこのケースを置く棚!
これが無いと部屋に出すことになるので、必ず作ろうと考えていたけど作業の動く範囲がコンパクトで本当に気に入っている(*´ω`*)

使ってるときに写真撮ったので奥のごみ箱が山盛りなのはご勘弁を
アルミのケースの上にひいているわんこのおしっこシートはマジであったほうがいい
水洗いレジンは水を使うので吸水性のあるシートはかなり便利
捨てるときもここにライトあてて硬化させて捨てるだけで超便利です
耐熱ガラスにお水と少しだけ台所洗剤を入れて印刷物を中に入れて、ピンセットで持ちながら筆でこすり荒いして
アルコール入りのシートで拭いて乾燥位置へ持って行くだけ
作業が一瞬で終わるのでどんどんプリントアウトできます(=゚ω゚)ノ
■ ルアー1個あたりのレジン量と単価
これも気になりますよね?
じゃあルアーって1個でどれぐらいレジン使うの?って話を

私の作ってる90〜110mmクラスのルアーだと
中空+サポート込みで
20g前後
が目安かなぁ
1kg(1000g)あるので単純計算で
約50個 作れる計算?
ただ現実は試作・失敗・サポート多めとかもあるので
20〜25個ぐらいが体感の目安 かなと思ってます
価格が1kg 3,799円なので、ざっくり計算すると
1個20g → 150円~200円?
うめバイブ大きいので普通のミノーとかだと100円以下になると言う感じでしょうか・・・
材料費だけ見ると、意外と安い
あと積層型みたいに「このフィラメント残りじゃ次の造形できない・・・捨てるか・・・」
みたいなストレスが減るのも嬉しい(=゚ω゚)ノ
■ 水洗いABSライクの運用手順(ざっくり)
運用の流れはこんな感じ
① プリント終了(すぐ触らず少し冷ます)
② 排気ボックス内で取り外し(体感では何の匂いもしない)
③ 排気ボックス内の容器の水で筆洗い(体感では何の匂いもしない)
④ 排気部分の風の通る部分で乾燥半日ほど
⑤ 3Dプリンターを筆で軽く水洗い、水洗いABSだからこの掃除も水洗いでいける(体感では何の匂いもしない)
⑥ 排気ボックス内で水中二次硬化(ネイル用UVライト)
⑦ 排気部分の風の通る部分で乾燥半日ほど
洗浄水は密封できる瓶で管理して、後でUV当てて沈殿・硬化させて分離させてから水は流して捨てて、固まったABSはプラゴミで出す
この状態で匂いは一切ありませんw
■ 二次硬化の時間ってどれぐらい?
私はネイル用のUVライトでやってます
ルアーサイズなら目安として
数分程度 (途中で向きを変えてまんべんなく)
水洗いABSライクって、ベタつき残る時があるので
そこは「焦らず、ちゃんと当てる」が正解な気がしてます(;'∀')
■ 匂いと危険性について(本音)
正直、ここが一番ビビってた
でも、排気付きエンクロージャーを前提にして
「作業を全部排気ボックス内である程度終わらせる」を徹底すると
想像していたより全くにおわない・・・無臭と言っていいレベル
って感じになりました
今のところ「外が臭い!」という事も一度もありません
この匂いの少なさはやはり低臭と言われる水洗いABS-likeの恩恵がかなり大きそう
そして個人的に一番感じたのが
ブラシ塗装のほうが圧倒的に臭うw
レジンより塗料の方がヤバいw
確かにこの方法だと本当に匂いはありません、ただし注意しないといけないのは
臭わない=安全ではない
換気できてるか、触らないか、どう管理するか
そこはちゃんとやらないとダメなやつです
光造形は「プリントが綺麗」だけじゃなくて
ちゃんと運用できる環境を作ることで初めて真価を発揮します
初期費用はそれなりにかかるけど
ルアー1個あたりの材料費は意外と安いし
何より
作れる幅が一気に広がる
次回は何か気が付いた点があればそれを追加で書いていこうと思います
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