今後の鮎パターンへの推論と帰結 バス釣り


昨年と今年の現状を体感し、今後の琵琶湖における鮎パターンについて

ポンコツ管理人による推論と近々来るであろう帰結を書いていこうと思います

まず鮎パターンとは何なのか?

そこを素人ポンコツ管理人がざっくりとした解説をしていこうと思います

鮎パターンに興味のない方は読まずに飛ばしてください(=゚ω゚)ノ

さて、琵琶湖で釣りをされる方がこの時期聞いたことあるかと思いますが

秋の保護水面エリアの釣り禁止!

え?聞いたことない?そういう方は先に

秋の保護水面エリアの釣り禁止についてをご確認ください

この時期、鮎の遡上する河口エリアはいかなる生物の捕獲行為全てが禁止となります

しかもその時期9月1日~11月30日

これを聞いて、ちょっと期間長くない?っと思われる方もいるかもしれませんが

こんな長い期間ダラダラと産卵するのか?と勘違いされている方もいるかと思いますW

鮎の産卵自体は10月中にはほぼ終わりを迎えます

では何故11月30日まで禁止なのか?

これは産卵から孵った氷魚(ひうお)を保護するためです

保護水面エリア以外の小規模河川は釣りはOKですので、禁止エリアはしっかりと覚えておきましょう

そして話は戻りますが、今年はその鮎の激減が酷い!昨年も減ってはいましたが今年は特にひどい!!

湖北エリアの一部では多少なりともいるようではありますが・・・

鮎減ったぐらいで別にそこまでバス釣りに影響出る?

と思われるかたもいるかもしれませんのでここでさらに解説を

ここでの問題は、単純な話で鮎が居ないことでバスの接岸も無くなるということが問題になります

そんなの一時期だけだし問題ないでしょ?っと考えてはいけない問題なのです

琵琶湖の北エリアの浜では特にこの鮎の接岸はかなり重要な要素になります

すげー適当なイラストで申し訳ない限りではありますが

順を追って図を使って解説すると

①産卵を意識した鮎が岸辺に寄ってくる

この時、小鮎を捕食しにハスやニゴイなども接岸してきます

バスにすると小鮎もハスそして小型のニゴイも捕食対象なので

沖のディープからベイトにつられて接岸します

②鮎が産卵のため川を遡上、産卵後は体力をなくしてヨロヨロと泳ぐので格好の捕食対象となり、それを狙うフィッシュイーターが群がって湖岸に押し寄せます

バスも元気な他の魚よりも簡単に捕食できる弱った鮎を荒食いします

この時期が俗に言う落ち鮎パターンと言います

③2週間程度で鮎の稚魚が孵化して河口に流れ着きます

この時期になると今まで居なかったワカサギも鮎の稚魚(氷魚)を捕食しに接岸してきます

ワカサギが接岸するのでもちろんハスやニゴイも捕食しに来ます

ベイトをストーキングするバスももちろん接岸

④孵化してある程度の大きさになるまでの氷魚は夜に接岸しては朝には離岸する生活を晩冬あたりまで繰り返し生活します

この氷魚の生活習慣を利用した仕掛けが皆さん北湖で見かけるでかいエリの仕掛けを使い漁をしています

なので氷魚漁はこの時期が最盛期となり、捕獲した氷魚は全国ほとんどの河川に鮎の稚魚として放流されています

この接岸と離岸にあわせてもちろん捕食者たちも移動してストーキングします

なので鮎パターンが始まり終わりを迎える晩冬も、次はワカサギの産卵からの流れで冬の間はシャローにもベイトが来ている状態となります

これが本来の琵琶湖での鮎パターンの一連の流れになります

この長期的な鮎関連で接岸してくれるバスの個体を期待することができるのです

釣り人が届く範囲にバスが来てくれないと、水たまりにキャストしているのと同じ状況となってしまいますW

昨年から鮎の遡上が本当に少なくなってきている琵琶湖でしたが

今年も100分の1位?下手すると多いときの1000分の1位?しか鮎が居ません((((;゚Д゚))))

河川によっては本当に数える程度しかいない状態((((;゚Д゚))))

それではこの状況が本当に続いてしまうと、今後の琵琶湖がどうなっていくのかを推測してみましょう

この状況でのイラストも単純に書いてみましたので見ていきましょう

①小鮎が接岸しないのでそれを目的としたハスやニゴイは来ないし、それを目的としたバスも接岸しない

②孵化する卵がほぼないので河口に稚魚が溢れることがなく、捕食者もほぼ来ないのでバスももちろん接岸しない

③氷魚がいないので接岸離岸を繰り返すベイトがいないので捕食者も沖から入ってこないので、そりゃやっぱりバスも接岸しない

本来であれば晩秋に向かう一番釣りやすいシーズンではありますが、例年程の釣果は期待できないと言う事が推測できます

このままでは次のチャンスはワカサギの産卵時期の真冬まで接岸するベイトがいないとう事

いまでは今年生まれた子バスがシャローに少しだけいる程度です

今までは遠投して100m近く飛ばす範囲には何らかしらのベイトがいたのが、この悪循環により何もいない状況になるということになります

投げ続けていれば事故のような釣果は出るかもしれませんが・・・

でかい個体を釣るのは本当に今まで以上の事故待ちになるということが確定したということになります

毎年徐々に漁獲高が減り続けている琵琶湖産小鮎ですが

現状が改善される要素が本当に無いので

琵琶湖の鮎パターンと呼ばれる時期は無くなってしまうのかも?と思います

しかしこれだけ鮎が居なくなると…

日本の河川の大半が琵琶湖産の氷魚(ひうお)を川に放流しているので・・・

鮎パターンの終了と共に、全国の鮎釣り師も危機状態?になっちゃいそうな危険な香りがします(; ・`д・´)

このポンコツの未来予測が外れて来年は鮎が山盛りになってくれることを願うばかりです彡(-ω-;)彡

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