秋の琵琶湖は要注意!9月から釣り禁止になる保護水面を河川別に解説

秋の琵琶湖がやって来たぁ!!っとテンションを上げる前に、釣り人の皆さんにもう一度確認してほしいルールがあります。
今回の記事は特に釣りを始めたばかりの初心者の方に、あとできれば中級者や上級者の方にも読んでいただきたい記事になります┏〇 ペコリ
秋になると河川にはベイトも山盛り増えて、そこらかしこでボイルも発生。
釣り人のテンションも上がる季節ですが、琵琶湖には 9月1日~11月30日の間、釣りをしてはいけない「アユの保護水面」 があります。
このルール自体を知っている方は多いと思います。
ただ、今回改めて調べ直してみると、 「河川の中だけが禁止」「河口から200mだけ」「橋より下流だけ」 など、範囲を少し間違って覚えている方もおられるようなので、滋賀県の現在の公式資料を確認しながら、どこからどこまでが保護水面なのかを整理していこうと思います(=゚ω゚)ノ
秋の琵琶湖の保護水面をYouTube動画で解説
保護水面とは?9月1日~11月30日はすべての水産動物が採捕禁止
滋賀県では、アユの産卵繁殖に重要な河川の下流部と河口域を、水産資源保護法に基づく保護水面に指定しています。
対象となるのは 安曇川・石田川・知内川・塩津大川・姉川(高時川)・天野川・犬上川・和邇川 の8河川です。
この指定区域では、9月1日から11月30日まで 「アユだけ」ではなく、すべての水産動物の採捕が禁止 されています。
ここでいう「採捕(さいほ)」とは、水産動物を採ったり捕まえたりする行為のこと。
当然ブラックバスも水産動物なので、 保護水面の中でブラックバスを狙って釣りをすることも禁止 となります。
9月1日~11月30日
アユ保護水面では、すべての水産動物の採捕禁止
「アユを釣らなければOK」ではありません。
一番間違いやすい「河口から200m」の意味
以前の記事では「河口の標柱の中心から半径200m」と簡単に書いていましたが、滋賀県の現在の公式表記を確認すると、もっと正確な基準があります。
湖側の下流端は、 「川尻(管理者が河口付近の両岸に設置した標柱を結んだ線の中点)より沖合半径200メートルの線」 です。
つまり、単純に自分が思う「河口」から200m測ればいいわけではありません。
河口付近の両岸に設置された2本の標柱を結び、その線の中点を基準に沖合半径200m までが保護水面の下流端になります。

川の中だけが禁止だと思っていると、河口の外側で釣りをしてしまう可能性があります。
河口周辺は秋になるとベイトが集まりやすく、バス釣りでも非常に魅力的な場所ですが、この200mの範囲には特に注意してください。
川の上流側も「河口から200m」ではない
もう一つ今回確認しておきたいのが、河川側の範囲です。
保護水面は河口周辺だけではありません。
各河川ごとに 上流端となる橋や地点が個別に指定 されており、そこから河口、さらに湖側の指定範囲までが保護水面になります。
例えば犬上川は国道8号線の千鳥橋まで。
地図で見ると「え?こんな上流まで?」と思うほど長い範囲ですが、ここまでが保護水面です((((( ;゚Д゚)))))
8河川の保護水面はどこからどこまで?
| 河川 | 上流側はどこまで? | 湖側はどこまで? |
|---|---|---|
| 安曇川 | 五番領安井川線 常安橋 まで | 河口付近の両岸の標柱を結んだ線の 中点から沖合半径200m |
| 石田川 | 国道303号線 上ノ瀬橋 まで | 同じく 沖合半径200m |
| 知内川 | 上開田橋 まで | 同じく 沖合半径200m |
| 塩津大川 | 集福寺川との合流点 まで | 同じく 沖合半径200m |
| 姉川(高時川) | 草野川との合流点/国道8号線 馬渡橋 まで | 同じく 沖合半径200m |
| 天野川 | 能登瀬岩脇線 箕浦橋上流の堰堤 まで | 同じく 沖合半径200m |
| 犬上川 | 国道8号線 千鳥橋 まで | 同じく 沖合半径200m |
| 和邇川 | 大津市小野・和邇中地先 まで | 同じく 沖合半径200m |
「河口から上流200mまで」ではありません。
河川によって上流端がまったく違うので、秋にこの8河川周辺へ行く場合は、自分が釣ろうとしている場所が指定範囲に入っていないか確認してから釣行するのが確実です。
各河川の保護水面エリア
以前から掲載している指定河川のエリア画像も残しておきますので、位置を確認する際の参考にしてください。






安曇川は特に範囲が分かりにくい

そして個人的に一番分かりにくいと思うのが安曇川・・・
河口が非常に広く、航空写真だけを見て「ここが河口だから200m」と判断するのはかなり難しいです。
滋賀県の公式資料では、上流端は 五番領安井川線 常安橋 、下流端は他の指定河川と同じく 河口付近の両岸に設置された標柱を結んだ線の中点から沖合半径200m とされています。
つまり安曇川についても、見た目だけで河口位置を判断するのではなく、現地の標柱と公式の指定範囲を基準に考える必要があります。
違反した場合の罰則は?
この保護水面での採捕禁止は、単なる釣り場のローカルルールではありません。
根拠となるのは 滋賀県漁業調整規則 第34条「保護水面における採捕の禁止」 です。
そして第57条では、第34条に違反した場合の罰則として、
6月以下の拘禁刑
もしくは10万円以下の罰金
またはその両方(併科)
と定められています。
以前の記事では「6ヶ月以下の懲役」と書いていましたが、2025年6月1日から懲役・禁錮が拘禁刑に一本化されたため、現在は 「6月以下の拘禁刑」 という表記になります。
さらに同条第2項では、違反者が所有・所持する 漁獲物、漁船、漁具その他水産動植物の採捕に使用する物を没収できる ことも定められています。
「知らなかったから大丈夫」と考えるのではなく、釣行前に区域を確認しておくことが大切です。
秋の琵琶湖へ行く前にもう一度確認を
保護水面について知っている方でも、今回のように改めて公式資料を見てみると「そこまで上流だったの?」「河口の200mってそういう意味だったの?」という部分があると思います。
特に秋の河川や河口はベイトも多く、釣り人ならどうしても狙いたくなる場所です。
だからこそ、 9月1日~11月30日は対象8河川の保護水面を必ず確認 してください。
知らない方もかなり多いルールになりますので、周りに知らない釣り人がいたら教えてあげてください(=゚ω゚)ノ
夏休みが終わったら11月30日までは、安曇川・石田川・知内川・塩津大川・姉川(高時川)・天野川・犬上川・和邇川の指定区域では釣りをしない。
まずはこれを覚えておくのが一番分かりやすいと思います(=゚ω゚)ノ
滋賀県の公式資料
保護水面の正確な範囲や最新のルールについては、滋賀県の公式資料も必ず確認してください。
※保護水面の区域や規則は変更される可能性があります。実際に釣行する際は、滋賀県が公開している最新の公式情報をご確認ください。