雪が溶けて、川に流れ込む水を雪代(ゆきしろ)、又は雪代水といいます・・・まぁ雪解け水と言ってもいいとおもいますがW
積雪した雪はそのまま川に溶けて流れ込む雪代と、地中に浸み込み流れ出る湧水に分かれていきます
ミネラル豊富な雪解け水は生命を育み豊かな琵琶湖を作る?と言われるほど琵琶湖にとって重要な水になります
雪が溶けて川に流れ込む雪代の影響で、川は増水して白く濁ります
まぁ見たほうが早いかと思いこちらに用意してみました(*-∀-)ノ゙
湧水は用意できなかったので、まぁ似た様な井戸水を用意しました( ̄▽ ̄;A
上の写真は井戸水に集束させたライトをあてたものですが、水は透明のまま何も反射しません
ただこれが雪代水の場合は・・・ちょっとコップなのでわかりにくいかもしれませんがW
写真のように白い帯状にライトを反射してます( ̄ー ̄; 小さいコップなので微々たる違いですがW
これは大気内の微粒子を取り込んだ雪代水が光を反射する為に白く濁るそうです・・・( ̄ー ̄;ウンムズカシイ
まぁ雪が降った後に、水を見て白く濁っている場所はこの雪代の影響を受けていると考えてくださいW
この雪代がバス釣りにおいてどういった状況を琵琶湖にもたらすのか・・・・
データと想像9割でのお話となってしまいますので、軽く読んでくださいφ(..;)
まずこの白く濁った雪代は魚の活性を下げます。まぁこれは当然の話で、雪代の水温は4℃以下になっています((((;゚Д゚))))チョウツメタイ
以前にも書いていた通りバスも魚も変温動物なので水温が一気に下がると活動しなくなります
冬の水温よりもさらに冷たい雪代の水が流れ込むと、殆どの魚が急激な水温低下で半冬眠状態に移行してしまいます{{{{(*+ω+*)}}}}
渓流などの春先の雪代での渓流釣りは、まぁ入れ食いのように釣れる状態になる事もありますが・・・
琵琶湖のように積もった雪も数日で川に流れ込む状況ではまた変わってきます
山岳地帯の雪は春先まで解けずに、湧水にもなり春のよい状況を生み出しますが、平野部に降り積もった雪などは暖かい日があると一気に川に流れ込みます
ただ北湖と南湖ではこれもまた状況が大きく変わります
まずはわかりやすい南湖エリアですが、本来であれば冬はディープエリアでの釣りが主体となりますが、雪代が入り込むと状況は一変します
これは雪代の水温が4℃以下の冷たい水なのですが、水は水温で比重が変わります
水の比重が一番重いのが4℃になっています
今まで暖かかったボトムにこの4℃の冷たい雪代が一気に入り込み、ボトムにいる個体は半冬眠状態になってしまいます
元気な個体もボトムではなく浮いた状態に変わっていきます
この雪代がボトムに溜まる地形では、ボトムでの釣りは壊滅になると言う事になります
南湖の場合は水深が浅いために、水温の変動が激しくボトムの水が一気に変わってしまいまうので雪代の影響はかなり深刻になります
ただ水深のある北湖の場合はまた話は変わり、シャローには多少なりとも影響を出しますが、水深のある北湖の場合は流れを産む雪代と豊富な湧水で状況が良くなる場合もあるそうな・・・ないそうな・・・
雪代の多い年はこの4℃の雪代が北湖の深層水域に酸素を送り込み、水の循環を促し水質改善にかなり重要な要素になっているようです
ここ数年琵琶湖の水質の悪化が加速度的に進み、色々な状況を産んでいますが、基本的には何もわかっていない状況です
2016年の烏丸半島のハス畑が原因は不明での壊滅と言う事件もありましたが、まぁ原因不明・・・?( ̄ー ̄;
北湖の深層水域が入れ替わる事で栄養価の高い水が入り循環できる年はいいのですが・・・
北湖エリアは深層水域に雪代が流れ込むことで、湖流が発生して水を大きく動かし、それに伴い微生物やプランクトンの活動が活性化すると、それを餌とする生物の動きが良くなると言われています
場所により活性の上がるエリアと、雪代の影響で活性の下がるエリアに分かれると言った感じのようです・・・詳しくはわかりません彡(-ω-;)彡
ただ琵琶湖の雪代は北湖の深層部へ酸素を送り込む重要な役割があり、水質改善に大きく貢献して生命が活動しやすい琵琶湖を作り上げています
大雪は生活する方としては、大変厄介な情況ですが・・・
琵琶湖の深層部が無酸素状態になると、湖底に積もったの堆積物から窒素やリン、アンモニア、硫化水素等がとけだして、琵琶湖の水質悪化がさらに進むと言われています
大雪が降り雪代が多い年は琵琶湖の水質も良くなると思えば雪かきも苦にならない・・・いやなりますね・・・( ̄ー ̄;
まぁ私は雪かきしない派ですが( ̄ー ̄ニヤリ トケルマデデナイ!
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