琵琶湖のワカサギパターンとは? バス釣り


今回の記事は私がもっとも苦手とするパターンのお話なので、参考になる所はあまりありませんが、ワカサギの生態でもわかって頂ければ幸いです( ̄ー ̄;ダッテムカシイナカッタシ・・・

ワカサギと言う魚を聞くとメディアの影響で、氷の上での穴釣りと思う人が多いかもしれませんが、基本的には氷の上で釣るよりも普通に氷の無い場所で釣るほうが多い魚です

琵琶湖には本来生息していなかった魚で、その歴史は実は浅く、琵琶湖のワカサギが爆発的に増えたのはここ20年程です

昔バス釣りをしていて最近またやり始めた人などには全くなじみのないパターンですねW 昔琵琶湖にほぼいませんでしたからW

ワカサギも琵琶湖固有の魚では無く国内外来魚になっています( ̄ー ̄;アツカイガチガウ・・・

そして一度定着すると弱そうな見た目とは違い、多少の水質でも生き抜き、その繁殖力はすさまじく、雑食性のフィッシュイーターです

琵琶湖では1910年頃から放流事業として開始していましたが、ことごとく定着せず、それがここ20年で爆発的に数が増えました

80年以上定着しなかったワカサギが、ここ20年で急に定着したことを喜ぶべきなのか・・・

多少水質の悪い所でも強く生きられるワカサギが、水質や環境変化で在来種と言う外敵が少なくなり定着したのでは?と少し嫌な考えも浮かびますが彡(-ω-;)彡

主な主食は動物性プランクトン(ミジンコ類)ですが小甲殻類・孵化前の卵や産まれたばかりの稚魚等何でも食べて生活しています

冷水を好み冬になると活発に活動し、1月から3月にシャローで産卵しますが一つ皮肉と言うか残念な関係が一つ生まれています

それは、琵琶湖で有名な鮎との関係がかなり悪く、丁度ワカサギが活発になる時に鮎の産卵を迎え、その卵はワカサギの格好の餌として捕食されます

その後孵化した鮎の稚魚(氷魚)もワカサギの餌として捕食されていきます

ここまで増えてしまうと、今まで生態系で競合していなかったワカサギが鮎にとって確実に無問題と言う事は無いと思うのですが、それに対する人々の対応はバスとは違って穏やかです( ̄ー ̄;

まぁ愚痴はこの位にして・・・・そのワカサギの生態ですが

琵琶湖のワカサギは個体も大きく、冬には10cm以上になり、大きい個体では20cm近くまで成長する2年魚等もいるそうです((((;゚Д゚))))

ワカサギは群れで回遊しながら行動する魚なので、いる所には密集しますが、いない所には全くいません

実際に群れを見つけるか、必ず通る場所を見つけるのが重要になります

そして冬になると産卵場所近くのシャローを回遊しながら餌を捕食していますが、基本的には暗くなり始めた頃に接岸し、明け方には少し深い場所への移動を繰り返し産卵時期までを過ごします

たまに昼間でもシャローに群れが出来たりしているのを見かけますがW

産卵時期の活性が上がる水温は6度~7度と言われ、20年以上前の過去の琵琶湖ではこのシーズンにシャローに群がる10cm以上のサイズの魚はほぼいませんでした

氷魚等の小型以外、ほぼいなかったので、このシーズンのシャローと言う考えは氷魚パターン以外無かったのですが

それも20年もたつとバスも学習しているのか、真冬でのドシャローでの大きいサイズの釣果は、昔に比べるとかなり上がっていると思います

ベイトがいるとバスも来ると言う事なのでしょう

そして琵琶湖でのワカサギパターンとして考えられる条件としてはワカサギの産卵での生態を考えるとある程度は見えてくるような、こいないような( ̄ー ̄;

その条件をあげると

①湖岸にワカサギが接岸していることを確認する

まぁこれはワカサギいないと話にならないので当然の条件ですがW

真冬には網ですくえるくらいシャローにいますので直ぐに確認できると思います

実際すくっている人がいるので邪魔はしないで上げてください(*-∀-)ノ゙モチツモタレツ

ただ暗闇でライトをつけると基本的にバスは逃げていきますので、煌々とライトを照らす行為は釣り場を荒らしますので注意が必要です

それに暗闇で気づかずに釣りをしている人もいるので基本的にライトを闇雲につける行為はあまりしないほうがいいです

ただワカサギを網ですくう人たちはライトをつけています。まぁ見えないとすくえないので仕方なしです。その時は諦めましょう( ̄ー ̄;

②水深は琵琶湖の場合0.5m~2mまでのシャロー寄り

基本的には暗くなり始める時間帯から、この水深をウロウロと回遊しながら捕食している行動のようです

水通しの悪いエリアで停滞するような場所にはあまりいないようです

主食である動物性プランクトンが発生しやすい環境、河川の流れ込み、ウィード、テトラ、湧水、水苔等々が近くにあるエリアには回遊で回ってくることが多いようです

そう考えるとあまり遠浅すぎるエリアの場合はポイントが絞りにくいため、ある程度のかけあがりはあったほうがいいかもしれません

各ポイントページに下のような昔の湖底図への外部リンクボタンを設置していますので参考にしてみてください。かなり古いですが参考にはなりますW

↑矢印こんなボタンがあります

③砂だけではなく少し粒の大きい石がある事

これは産卵期に限っての事ですが、産み付け固定できる大きさの石があるほうが条件としては良いそうです

サラサラすぎる砂浜の場合は河口近くかストラクチャーを探すほうが良さそうです

④石に泥苔が付着していない水通しのいい場所

ワカサギの生態調査で泥苔のエリアでは産卵を確認できなかったくらいに、重要な条件のようです

あとこの時期は夜にワカサギ釣りをされている方も多くいますので、先行して釣りをされている際は場を荒らさないようにしてください

琵琶湖のワカサギパターンはまだその歴史は浅く、マッチザベイトで考えると、通常よりは大きめのミノー(10cm~20cm以下)と言う考えにもなりますが

次に控えるケタバス(ハス)も冷水に強く春に備えて動く季節にも重なるので、大型のビックベイトを使用するのもまたマッチザベイトと言えるのかもしれません

ネチネチセコセコ主体の私は、どちらも狙って釣った事は無いパターンですがWWW

巻物も頑張らないとなぁ・・・彡(-ω-;)彡

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