さてさて、いつもは不真面目な記事ばかりを書いているポンコツ老兵ではありますが
今回は少し真面目なお話を
内容的には知っている方の場合はそんなこと今さら言われても知っているわ
そんな事はいちいち書かなくても分かってるんだよっと煙たがられる内容かもしれませんがご了承ください(=゚ω゚)ノ
こんな残念なポンコツ管理人のサイトも気が付けば早いもので10年目に突入しました(=゚ω゚)ノ
この10年目で本当に沢山の方に見て頂けて
本日付けまででその来訪者数は・・・
4,621,816人!!
462万人((((;゚Д゚))))エ?ミンナヒマナノ?
本当に沢山の方々に閲覧頂き本当に感謝の気持ちで一杯です(; ・`д・´)
ただ、この記事は10年を迎えたポンコツ管理人が
琵琶湖の現状を全く知らない人に
少しでも伝わればと言う気持ちで書いていきますのでその点ご了承ください
琵琶湖で・・・いや日本中で釣りを楽しんでいる全ての人へ、少しでもこの問題を知ってもらえれば幸いです
私が死んだ後も甥っ子にでもお金を渡して数年は残してもらえるように頼んでおきますW
書き残し人に見てもらう、知ってもらうことが重要な問題だと思っています
まずお話は身近なところから始まります
最初に私が本当に最近感じる異変があります
皆さん最近、トンボあんまり見なくなったなぁっと思いませんか?
最後にトンボが凄い数飛んでいる風景を見たのは、いつ頃でしたか?
こちらの田舎では飛びゲラもここ数年で本当に見なくなりました
渓流に釣りに行くと水が信じられないくらい綺麗だけど川虫もいないし、あんまり魚いないなぁっと感じたことはありませんか?
琵琶湖の湖岸にいた山盛りのエビ類・貝類・ハゼ類・・・最近見なくなったと思いませんか?
特に昨今の琵琶湖では、毎年夏シーズンは巻物できなかったのに、 夏でもクランクが巻けるのを不思議に思ったことはないでしょうか?
巻物巻いていてタニシが釣れる頻度が減ったと思いませんか?
管理人は昨年ジャンボタニシが良く産卵をしていたエリアで釣りをしていた際に、そう言えばジャンボタニシの卵ないなぁ・・・
っと言うより例年なら山盛りいたはずの・・・
普通のタニシ1匹すら見かけない・・・
エビもいない・・・
沢山いたはずのハゼ類すら本当に見かけなくなったエリアがかなりありました
確かに高度成長期以降の琵琶湖では、湖岸工事が進み住宅地も増え
それに伴う水質の悪化を受けて、ウィードエリアが多くなり、ブラックバスの外来種問題に湧きたち
メディアの影響は大きく琵琶湖の漁獲高が減ったのはブラックバスのせいだ
そうだ!そうだ!ブラックバスのせいだ!!
ポンコツのせいだ!!そうだ!そうだ!
っと言う風潮が流れ、今でも釣りをしない人に琵琶湖の生き物が減ったと話すと・・・大抵返ってくる答えは
『ブラックバスが全部食ってまうからやな!』
っと答える人が・・・悲しいですが今でも大半ですW
確かにフィッシュイーターであるブラックバスが捕食してしまう問題はあります
ただ、本当にそれだけでここまで生物が減るのか?
タニシまで?いなくなるの?
ブラックバスは1925年に芦ノ湖へと政府の許可のもと放流された魚です
もう90年以上前のお話です(゚ー゚;A 私ですら未だ生まれていませんW
その後1972年になると、ラージマウスが日本にやってきます。ちょうど私が生まれた頃日本にやってきました
今の子の世代にしたら、もう生まれたときから琵琶湖にいる魚です
それを必死に在来種を守るためだ!っと声を高らかに、駆除駆除と今に至っております
在来種の為に!と声を高らかに・・・しかしその在来種どころかタニシすらいない琵琶湖になりつつあるのを、いったいどれぐらいの人が気付いているのか?
増えすぎたブラックバスやブルーギルを捕獲駆除する行為はバランスを取るという意味でも必要な行為だと管理人も駆除は致し方ないと理解はしています
何事もバランスは大切だと・・・
ただ、もう50年近くの間定着してしまっているブラックバスだけで本当にここまでバランスが急に崩れ生物が居なくなるのか?
本当にタニシまでいなくなる?
ヤゴも?川虫も?全部ブラックバスのせい?
っと言うと流石にそれはないと思います
まず最初に見ていただきたいのが、滋賀県が毎年発表している漁獲高の推移をグラフにしたものです
バスが琵琶湖に住み着いてからは多少の上下はあり変化もありますが、おおむね絶滅しそうな感はありませんよね?
確かに後半はブラックバスもブルーギルも増えたし、駆除に動く働きかけもわかります
確かに増えすぎました・・・流石に生態系を脅かす勢いでしたW
そりゃ駆除しなあかんだろ!っと言うのも本当にわかります・・・
ただ、漁獲高を見る限り絶滅に向かうかと言われれば、少し疑問は残りました
住み分け出来ているエリアなどもあり、流石に種を滅ぼすとその滅ぼした側も影響を受けるのが自然なので、ある程度の部分でバランスが取れるのが普通だと思います
まぁそれでも受け入れらないと言う風潮には逆らえませんので致し方ないですね・・・
確かに今まで居なかったブルーギルとブラックバスと言う個体が増えて多少なりともその数を減らしてしまっている水生生物も確かにいたと思いますし
そういった個体には本当に可哀そうだなっという気持ちもあります
ただ、ここまで絶滅するほどなのか?
ブラックバスとブルーギルだけで?
そう言えば先程のグラフは平成4年度までの物です
それ以降ももちろんありますので、今から見てください
そして平成五年度からは今から皆さんにきちんと覚えてもらいたい問題のある農薬
ネオニコチノイドの日本での利用が始まった年度です
それでは先程のグラフの続きをそれを交えて見てみましょう
ブラックバスとブルーギルはずーっといたのに急に漁獲高がおかしくなっていると思いませんか?
ネオニコチノイドは田畑で虫用の殺虫剤として利用されています
何だか名前覚えにくいですよね?簡単に言うと
ニコチンです
そうあれですタバコのニコチンです
このネオニコチノイドと言う農薬は植物体への浸透移行性があり、水に混ざると毒性が強く、しかも残効が長いのが特徴だそうで
しかも殺虫剤と言う名の通り
昆虫を殺します
と言うか生物を殺します
だって散布している人間ですら危ないから完全防備を指定されるほどの毒性です
問題はそれだけではなく、確実に植物性や動物性プランクトンやそれに付随する全ての生き物を残効が長いので長期にわたってじわじわと殺していきます
ヤゴも昆虫ですよね?そりゃいなくなりますW
そりゃ毎年毎年散布され続け、残効が蓄積していき、最後には生物が居なくなることは容易に想像がつきます
しかも植物体への浸透移行性と言う事は、皆さんが食しているお米や野菜に浸透していて洗っても落ちません
そんなニコチン入りのお米や野菜を毎日のように食べているのが、今の日本の現状です
wikiからの抜粋になりますが
世界各地でミツバチの大量失踪事例、いわゆる蜂群崩壊症候群が多発したため、ネオニコチノイド系殺虫剤が一因ではないかと仮説が立てられた。このためヨーロッパでは予防原則に則り、規制が強化されている。欧州連合(EU)では2018年に、登録ネオニコチノイド主要5種の内3種を使用禁止し、フランスは主要5種全てを禁止spanした
しかし日本では・・・と言うよりも世界で使用率1位が今の日本の現状です
多量に摂取すると・・・所謂ニコチン中毒になります(; ・`д・´)
世論ではタバコは健康を害するので吸うのをやめよう!と言う流れに反して、それを言っている人も知らずに、ニコチン残留物のあるお米や野菜を食べていると言う皮肉な現状なのです
環境省はネオニコチノイド昆虫類への調査をしたと言うてますが、『トンボ類の顕著な減少傾向はあるが環境変化もあるので、ネオニコチノイドが減少要因であるかは定かではない、でもユスリカには効果的!殺せます!』
っと言う意味不明な回答を上げていたりします
狙った虫だけを殺すニコチン殺虫剤とか無理だろ?っと小学生でもわかりそうなものだと思うのですがね?
全種類の虫に殺虫剤かけて狙った虫だけを殺せるとかもう神のレベルですW
お時間のある方は、少し前の日本釣振興会の動画がありますのでそちらをご確認ください
そして、そんなネオニコチノイドと合わせて、アセト乳酸合成酵素阻害剤(水草除草剤)も合わせて使用され続けています
琵琶湖のボトムに沈殿している泥や砂の中には多種多様なバクテリアが存在しています
バクテリアとは土壌をよくするためには必須な生物です
そんなバクテリアを殺し、タニシなどの貝類や虫類(ヤゴ、赤虫、トビゲラ等の川虫)、そう言った生物のいない土壌にさらに追い打ちをかけるように水草除草剤を投入したらどうなってしまうのでしょうか?
もう一度先程のグラフにある、ネオニコチノイドが使用され始めてから、徐々にバクテリア類などの土壌内の生物が死んで居なくなっていき、そして数年後に突如、赤野井湾のハス畑群落消滅・・・
なんだか見えてきませんか?
土壌が悪いと植物は育たない、多分小学生レベルでの理科の時間で習う事ですよね?
では、その当時の滋賀県と研究機関の回答を抜粋記載しますと
『滋賀県と草津市、そして、滋賀県立大学の名誉教授で滋賀自然環境研究会の小林会長が調査。その結果、消滅した主な原因は、枯れたハスの葉だという。今までに枯れたハスの葉などが大量に湖の底にたまり、土に蓋をしてしまった。そのため、土に酸素が無くなり、ハスが呼吸できなくなって枯れてしまったという』
だそうです
私も完全に断定はしませんが、今回の記事を読んだ皆さんがどのように感じ思われるのかは個々の自由です
では、この問題を大々的に指摘する県職員が県議会議員が何故いないのか?
『ネオニコチノイドヤバくない?』
『ネオニコチノイドマジパねぇ!』
なぜ誰も言わないのか?
答えは簡単でそれを指摘すると選挙には受からないだろうし議員には慣れないでしょうねW
ハスの花の群生が無くなろうと
土壌変化!!
琵琶湖の魚が取れないと
外来駆除!!
タニシが居なくなろうとspan
困らない!!国民は気が付かない!!
生態系を保護すると言いながらも
農薬には触れない!!
メディアもこの部分には触れない!!
もう取り返しのつかない一歩手前、いやもうあと半歩で壊滅的な被害を受ける?いやもう受け始めていたとしても
その事を国民の大半は知らないのが現状です
これほど怖いことは無い
琵琶湖から生物が居なくなったんやけど?
『ブラックバスが食べるんやな!悪いヤッちゃ!』
そういう人にこれからはこう言ってください
『タニシすらいないし、プランクトンすらいないけどバスのせいやと思う?』
そう言った人に少しでもわかって貰えるように、今の現状と農薬と除草剤の危険性を伝えて欲しい
その危険な米と野菜を毎日食べて体に蓄積している事を伝えてください
もう民意が動かないと流石にまずいところまで来ているんです
そういや先程のグラフ内にバスの漁獲高がグラフ化されているのを気が付きましたでしょうか?
赤の太線で記載していますが先がないですよね?
これ少し面白かったので一緒に見ていきましょう
これがもとになった表です赤の部分がブラックバスの漁獲高らしいです
途中から合算表示に変わりましたね??※2って書いてますね
では※2は何なのか見てみましょう
えーっと詳細を抜粋すると・・・※2:平成19年次調査から魚種別の項目が変更となったため、「その他魚類」と「ブラックバス」はそれを合計した数字になっています。
は?
その他魚類って何?・・・ギル?アメリカナマズ?取りあえず外来種?なんで一緒くたにするの?
合算してもすげー数減っていってますよね?もう合算しないといけないくらいバスがいない?
まぁ一緒にしたところで、どの生物も右肩下がりのどん底に向かっているのは目に見えていますが・・・なんで見せないのだろう・・・
ネオニコチノイドを使用し始めた前年の漁獲高合計は3864Tだったのに対して令和3年度は788Tです
取れた生物が20.39%まで減少していると言う事です
私思うのですが、岸辺の昆虫類とかはもっと激減していると思います
だって本当に岸辺に生き物いないものW
最近ブラックバス釣れなくなったなぁ・・・・ではないのです
生物自体がここ数年で一気にいなくなったのです
ネオニコチノイドが全て悪いとは言いません・・・・が
しかし因果関係が全く無いとは流石に言えない状況になって来ていますよね?
じゃあ研究している学者さんが!これを調べている人が!本当にネオニコチノイドを見逃すと思いますか?
流石にそこまで馬鹿ではないと思いたいのですが、この部分を声を高らかに指摘できないなにかがある・・・
YouTubeの動画内で升秀夫助教も言ってますが、ネオニコチノイド取り扱う母体があまりにも強大なのです
もう民意が騒ぎ、メディアがちゃんと取り上げないといけないのですが、まぁその前に握りつぶされるのでしょうねW
カメムシは駆除できるけど他の昆虫は分からない、そんな都合のいい農薬が
今後も水に溶けると毒性が強くなりさらに効果が持続するとわかっている農薬が
沈殿して長期間湖底や川を汚染していくのです
ただ、近年の琵琶湖に関しては、どう考えても外来種だけの問題ではない状況があります
まぁ俺、バス釣りやめて海に転向したから関係ない?
いやいや、川は海につながるのですよ?
そして一部の海につながる川の周りでは藻場が無くなっているエリアもあるそうです
どうなると思うか想像してください?先ほど見たグラグのように徐々に生物が居なくなることを想像してください
私ができることはこの状況を全く知らない人に伝える事
知っている人には何度も目にしてるわ!っと新鮮味の無い記事ではありましたが
琵琶湖の問題だけではなく
日本の人々が今食べている食にも直結する問題を
少しでも多くに人に知ってもらうこと
升秀夫助教がおっしゃられていたメディアに該当するかは不明ですが
一応雑誌の代わりにこのサイトを読んで頂いている稀有な読者の方もいると思うので
少しでも今の琵琶湖の・・・釣りと言う文化の現状を伝えられたら
今後少しでも良い方向に向かうことを祈りつつ今回筆を取りました
私の死後にトンボの大群が田畑を飛び交う未来であることを切望し、より良い環境が良い釣り場が次の世代に残れば幸いです
最後になりましたが・・・・一言
鹿衝突で廃車になりましたが、明日車が来るぞ!!!!ヒャッハー!!!!!釣だ釣りだぁ!!!!ウッヒョー!!!!
ちゃんと私らしく文章を締めておきました(=゚ω゚)ノ
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