今回はバスの能力について書いて行こうと思います。こちらも今まで知っていた部分と知らなかった部分があり、また勉強になりました(゚ー゚;A
各器官とその能力と役割についてになります。
◆ 視覚
明るさと色を感じる器官があり、色を識別する器官が発達していることからある程度の色を見分けていると考えられています。
人間とは違って前方と上方に広角な視野を持ち、大きくなるにつれて光を嫌いストラクチャーに潜むようになり用心深くなる傾向があるようです。
ただあまり遠くまでは見えないと考えられていますが・・・透明度の高い場所ではかなり離れたところからでも見つけられて逃げられることもあるので、環境により変わるのかなぁ・・・と思います。
まぁ人から見えている時は、バスからもほぼ見えていると考えてくださいww
◆ 聴覚
バスは人間と違って耳石(ジセキ)と呼ばれる外に出ていない内耳が存在していますが、ただこちらは主に高音域と平衡感覚を保つ機関と考えられています。
低温域の音は体の外側にある側線と言う器官が直接取り込んでいます。
この側線はセンサーの役割もあり大半の魚には備わっている器官で、この部分で音や小さな水の流れなどを感知できる構造になっていて、体の両方の側面に長く存在しています。
いかに小さな音でも拾うこの器官はたやすく人間の存在を察知でき、小さなエビが泳ぐ音でさえも暗闇で拾えるほどです。
そう考えるといかに釣行時に気配を消すことがいかに大切かがわかると思います。
◆ 臭覚
鼻の穴は4つあり、水の匂いにはかなり敏感で、魚は犬よりも優れた嗅覚を持っています。
魚類の嗅覚で有名な話ではサメは1滴の血を数キロ先からかぎ分けてくると言われています。サメ程は敏感ではありませんが、それでもその臭覚はかなりの能力です。
でも匂いって水の中でそれ程すぐに広がるの?と思う方もいるかもしれませんが、匂いの分子の拡散するスピードは意外と早く、数分あれば数キロ先まで広がると言われています。
匂いと言うのは本当に重要なポイントになるようです。
◆ 気圧感知
台風や大雨などが来て荒れる天候の前には、魚の活性が上がると言うのは有名な話で、魚には気圧を感知できる器官が備わっています。
諸説言われていますが、捕食者であるバスは荒れて食事が出来ない状態が続く、生命活動に支障をきたす気配を感じると、率先して捕食する行動に移ると言われています。
それと気圧が低くなっている低気圧での気圧配置や、その直前に魚は浮く傾向があると言われていますが、これは体内の浮き袋が関係していると言う人もいますが、証明はされていないようです。
確かに高気圧時には魚はボトムにつき、低気圧時では浮いていると感じる事が多いので何らかの関係性はあるのだと思いますが、学術的な見地からすると正確にはわからないと言う事になると思います。(゚ー゚;A
◆ 保護色
バスにも様々な天敵が存在しています。鳥や哺乳類など、自分よりも大きい魚類など様々存在しています。
まぁ釣り人も天敵ではありますがWW
そんな外敵から身を守るために、体の色を住む地域によって変える能力があると言われています。
透明度が高く底が薄い色の地区ではバスも薄くなり、濃い色の底で育ったバスは色が黒くなるそうです。
ストラクチャーを好む正確な意味合いとしては、外敵からの防衛と、捕食の為の行動2つの意味があり、そこに保護色になる意味合いも含まれているのだと思います。
◆ 体感能力
人間と違って変温生物であるバスにとって水温の変化は些細な物でも、人間よりも大きく感じる変化になりその活動を大きく左右します。
バスの好む適温に関しては諸説色々で調べたところ下は15~18あたりから、上は20~25度と記載はまちまちです。
まぁ簡単に言うと好きな温度はバスに聴かないとわからないと言う事だと思いますWW
ただ真夏や真冬の極端な水温でなければ快適に過ごしているのだと思います。
バスによる急激な水温変動は人間の想像よりも、苛酷な状況変化となり活性は一気に下がります。この部分に関してはどの釣りに対しても言える部分ですね。
次回はバスは日頃何を食べ?何故ルアーで釣れるのか?その食性と条件についての記事を書こうと思います。
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