コカナダモ バス釣り


コカナダモとは(Elodea nuttallii)トチカガミ科 コカナダモ属

多年草の沈水植物で、茎は円状で少し硬く折れやすい

葉は輪生して3枚が一般的だそうですが、まれに2~4と変わる場合があるみたいで

葉に鋸歯【きょし】(ギザギザ)が本当にうっすらあるのがわかる程度で微細についているそうです

葉は夏はよじれやすく、寒くなるとよじれが無くなっていきます

節から白色の根と枝をだし、切れ藻によって増殖していくタイプで、恐ろしい速度で増殖していきます( ̄ー ̄;

名前の由来はカナダ・アメリカの北米原産で漢字で小加奈陀藻、カナダ=加奈陀(漢字)からきています

バス釣りではびっしり生えると多少の風や波で沖では水が濁らなくなり、浄化作用も相まって水が綺麗な場所にもなり

生え始めの頃はフラットなウィードとしてもかなり好印象なコカナダモですが・・・

ただ生育が進み水面まで出る頃になると、大量の流れ藻になり水面をびっしりと覆い尽くします

そうなると匂いも湖岸では匂いも酷く、沖では船の航行を阻害します

オカッパリでは台風や強雨風時に岸に大量に漂着して釣りにならなかったり・・・

生育終盤は最悪な状態になります(lll-ω-)

2014年には大発生し、漁師さんの船が出せない等の被害も多かったそうで、藻刈り船での撤去作業の対象となっています

ただ、藻刈り船で切れ藻になった個体もまた根付くとそこから生えると言った状態のいたちごっこで、人の手による完全な除去が成功した例は無いそうです・・・(゚ー゚;A

低い水温にも強く、他の種が枯れる冬にも、越冬する個体がいるそうで、どんどん範囲を広げています

侵略的外来種ワースト100にも入っていて.外来生物法で要注意外来生物に指定されています

元々は実験用に輸入したものが、間違って流れたのか・・・とにかく人の手で間違って入ってしまい

1961年琵琶湖で確認されて以降、徐々に範囲を広げて今の惨状となっています

全国への拡大は、各地に放流される琵琶湖産のアユについていって、拡散したものと言われています

冬に枯れた個体は底に堆積していき汚濁の原因ともなるそうで、それもまた問題になるそうです

バス釣りにおいてはそこそこ人気のあるコカナダモですが、問題の多いウィードと言う扱いになっています

ただやはり漂流するマットも、生えている場所も生命感の多いエリアなので、いいポイントです

春先に生えるのも早いので春のポイントとしては重要なウィードになると思います∑d(・ω・*)

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