今回はバスがどうやって生まれどうやって育つのかのお話になります。φ(゜▽゜*)
地域や場所によってバスの産卵期(スポーニング)4月から遅い所では7月までと時期にはかなりばらつきがあります。( ̄▽ ̄;
水温が15度~20度に近づくと、まず雄のバスが50cm~2mまでの水深で、底(ボトム)の状態が砂、砂利、硬い底の場所で、尚且つ障害物(ストラクチャー)の近辺に産卵床(ネスト)をつくります。
地域によって変わりますが25cm前後の個体から産卵する事ができるようになります。
産卵床(ネスト)は雄がヒレで、すり鉢状にした数十センチのくぼみを作り、雌が卵を産み、そのまま雌は産卵床(ネスト)からはいなくなります。(lll-ω-)父子家庭です・・・
卵の数はその個体により変わり数千~2万を超える場合もありそうで、個体によっては2度産卵したり、秋にも産卵する個体が確認されています。
産卵後は雄がその産卵床(ネスト)を守り、常に新鮮な水をヒレで卵に送りつづけます。
卵は1週間~10日ほどで孵化(ふか)して、最初の1週間程は卵黄袋(ヨークサック)からの栄養である程度泳げるようになるまでを過ごします。
それが過ぎるとミジンコなどの動物性プランクトン等を食べて成長していきます。
この間も雄のバスは子供たちを守りつづけます。雄のバスがいなくなると一瞬で外敵に捕食されてしまうサイズです。(゚ー゚;A お父さんは大変ですW
1カ月ほどすると稚魚も3~4cmになり、産卵床(ネスト)からの巣立ちを迎えます。
この時ここまで守り抜いた雄のバスは、自分の稚魚を追い回し分散させて、少しでも生存率を上げる行動をとると言われています。(# ゚Д゚)デテイケー!!
※巣立ったばかりの稚魚の写真 5~6cmですがこれでもルアーに食いついてきます。Σ(゚Д゚;)
巣立った稚魚は、集団(スクール)を独自に形成して、外敵から隠れられる障害物(ストラクチャー)周りで水生昆虫やザリガニの幼生、自分よりも小さな稚魚等を食べながら少しづつ大きくなっていきます。
成長速度は研究結果などいろいろ出ているようですが、こちらも地区や環境によりかなり差がありました。
調べたところで平均すると、1年で10cm以下、2年で20cm前後、3年で30cm近くになり産卵へと言う感じの流れが一番多かったような気がします。
環境によっては30cmになるのに5年かかる地域などもあり、食性により大きく変わっていくようです。
そしてバス釣りを続けていくと1度は感じる壁が出てきます。それは・・・
30cm以下は良く釣れるのに、35cm~40cm以上がなかなか釣れない・・・と感じる方・・・結構多いと思います。( ̄▽ ̄;A
これは個体数がもちろん大きく違うので、その点は仕方ないのですが、もう一つ大きな要因が存在しています。
それは魚として生命を受けた、バスが子孫を残すために、成魚になろうと何でも必死に食らいつくサイズ30cm以下と
30~35cm以上の成魚になってからは、成魚になる目的ではなく、生き残る本能と、生きていくだけの食事に切り替わるからです。
稚魚から成魚、成魚から生存への移行、ここが大きなバスを釣るのが難しくなるターニングポイントなのだとヘッポコ管理人は考えています。( ̄ー ̄; あくまで予想ですがWW
その切替の為か、成魚になってからのバスの成長スピードは一気に遅くなります。
地域にもよりますが5~7年で40cm、50cmに到達するのに8~10年近くかかると考えられています。
バスの寿命は平均10年程と言われ、環境によって15年を超えるバスもいるそうですが、成魚になり何度も産卵し、少しでも危険を冒さずに生き残る防衛本能がそこに生まれるからなのだと思います。
60cmオーバーが貴重と言われるのも納得ですね(〃▽〃)ナンサイデスカ?
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